土作りQ&A
1.浅耕土・礫質土
作物の育ちぐあいから

作物は出来が悪く、根の伸びが悪い。
いろいろの障害にかかりやすく、干ばつもうけやすい。
とくに、だいこん、にんじん、トマト、キュウリのいいものがとれない。
土の状態から

水もち、肥もちが悪い。
ゆびで押しても入らない土層もあり、かたい。
なおしかた
深く耕す。下に礫層がある場合は、客土して作土を増やす。
作土を全体にやわらかくならし、リン酸、石灰、苦土、微量要素など土づくり資材と有機物を十分ほどこす。
有機物としては樹皮堆肥を施すか、青刈作物をすき込むのが良い。
必要な資材
ミラクルピート 、 炭入りコンパ (樹皮堆肥)
2.有機物不足
作物の育ちぐあいから

干害、冷害、湿害を受けやすい。根の伸びが悪く、肥切れする。
緩衝能がないので、肥焼けや酸性になりやすい。
リン酸のききめが悪く、連作障害をおこしやすい。微量要素が欠乏する。
土の状態から

土はかたく、水はけ、水もちが悪くなる。
水田転作畑はこの傾向が強い。
なおしかた
樹皮堆肥などの有機物と、土づくり資材をまぜて施す。中・長期にわた る土づくりの方法としては、青刈作物を作付体系に導入し、これをすき込むのも良い。応急処置としては、腐植酸肥料を施すのも良い。