土作りQ&A
7.微量要素不足
作物の育ちぐあいから

ほう素不足・・・・大根ではサメ肌や芯が褐色になる。 白菜やかんらんの中心部が黒くなる。
マンガン不足・・麦類は下葉に黄色いシマが出来、それが褐色になる。 ばれいしょの葉脈にそって褐色のはん点がでる。
土の状態から

ほう素不足・・・・・・雨が少なく、土が乾いた時や、土がアルカリになるとでやすい。
マンガン不足・・・・アルカリに傾くと不足しやすく、砂黄土ではそれがはっきりしている。
なおしかた
ほう素不足・・・・・・ほう素肥料をほどこす。水溶性のほう素肥料はやりすぎに注意。
マンガン不足・・・・マンガン肥料をほどこす。有機物を施したり、生理的酸性肥料をつかうのも良い。
必要な資材
8.ハウスの濃度障害
作物の育ちぐあいから

生育がとどこおり、根が良く伸びない。葉色が青黒くなる。葉や花が 落ちる。
ひどいときは、しおれる。
土の状態から

ひどいときは地面が乾き、粉をふいたように白くなっている。電気伝導度を計ると、硝酸態窒素や塩基類が上層にたまって、濃度が上っているのがよくわかる。
なおしかた
ひどいときは灌水して流す。カリや窒素のたまりぐあいを見て、障害が 起きそうだったら施肥量を加減する。有機物をほどこすと、障害をやわらげる効果がある。
また、pH もアルカリに近づくので、生理的酸性肥料をつかうと良い。