肥料 コラム
幻のタマネギ 札幌黄
皆さんは北海道札幌市で栽培されているタマネギ 札幌黄(さっぽろき)をご存じでしょうか?
まず、日本のタマネギ栽培の始まりは、明治初期に欧米から輸入した種子を札幌市で試作したのが始まりと言われており、品種改良を重ねて道内に拡がっていきました。
現在、タマネギの生産量は北海道北見市が全国№1のシェアを誇っています。
サッカーで例えるなら、王国:北見市(ブラジル) 母国:札幌市(イングランド)とでも言いましょうか?
札幌市においては現在、数十軒の農家でしか栽培されていないのが札幌黄であります。
平成22年調べではありますが、札幌市のタマネギ全体(約293ha)の約3%の面積(約10ha)くらいしか栽培されていないようです。
札幌黄は、病気に弱いことに加え、流通しているタマネギと比較すると保存性が弱く、日持ちもしないことから生産量が少なく、市場に流通していないのが現状で「幻のタマネギ」と言われています。
この札幌黄の特徴は一般のタマネギよりも肉厚で柔らかく、特に甘みがあるのが最大の特長です。また、日本テレビ系で放映されている「ザ!鉄腕!DASH!!」でTOKIOが実際に札幌市の農家へ訪問し、取材をしたことも過去にはあったようです。
ここで、札幌黄を栽培されている生産者の肥料設計(基本)を紹介させていただきます。
①収穫後、降雪前までに | タキアーゼ・S 10袋/10a (あるいは、ネガアップ 5袋/10a) ※タキアーゼ・Sとネガアップは多木物産(株)取扱商品です |
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②播種前の元肥として | グルメユーキ10 10袋/10a (あるいは、グルメユーキ8 12袋/10a) |
皆様も多木肥料で栽培された「幻のタマネギ 札幌黄」を是非、御賞味いただければと思います。
(田中担当 記)