肥料 コラム

土壌改良材の必要性

昨年は、肥料、農業資材が大幅な価格高騰となり、農家を取り巻く環境は、更に厳しい状況となりました。このような中、農家の方々は何とか農業経営を成り立たせていくために、安価な肥料への切替、施肥の効率化、資材の削減などを検討、実行されていくものと考えられます。その際、第一に削減を実行されるものとして「土壌改良材」が挙げられるのではないかと思います。水稲を例にとって考えてみると「タキグリーン」「エフグリーン」が当てはまります。確かにこれら資材を一度くらい施用しなくても米は取れるかも知れません。しかしながら、何年も施用しないと秋落ちによる減収といった問題が必ず出てきます。

そういった状況になってから、いくら「タキグリーン」「エフグリーン」を施用しても元の状態に戻すには何年もの年月と費用がかかります。農家の方々が非常に厳しい状況で頑張っておられる中、必要以上のものは施用しない。しかしながら、土壌改良材の必要性を理解いただき、必要なものは必ず施用するといった勧め方をこれまで以上にやっていく必要があると思います。このことが、最終的に収量の維持・増加、品質向上等農家のためになると確信しております。

単純に目先の経費を削るのでなく、最終的に農家経営に寄与できるよう、今後とも様々な提案をさせていただきたいと考えております。

最後になりましたが、今年もよろしくお願い申し上げます。

(中松担当 記)

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