肥料 コラム

良食味米を作るには地道に一歩ずつ

東北地区の特約店のお得意先農家で、食味の良いお米が収穫できずに悩んでいる方がいました。そこで当社の土壌分析を行い、翌年の肥培管理に利用していただくことにしました。分析結果から出される技師のコメントと、技師の理想の施肥設計を信じて愚直に生産していただきました。初年度こそ例年通りの結果でありましたが、2年目、3年目と継続していくほどに食味値が上がっていき、ようやく3年目で食味値80を超えるようになりました。

良いもの、狙ったものが穫れるかどうかはその時の天候であったり、土壌の状態、水の状況など様々な条件により左右されます。ただ天候はどうしようもありません。人間の手でできるのは土壌の状態を良くし、生長がうまくいくよう適切な管理をしてやることです。地道に一歩ずつ積み重ねていけばいずれ良いものが収穫できるようになります。

私たちは土壌の状態を良くし、品質や生産量を上げるためのお手伝いすることが仕事です。こういったことを少しずつでも続けていければ、当社製品の良さを理解していただく方も増えていくと思いますので、私も地道により良いものを提案していきます。

● 参考施肥設計(10aあたり)

土壌改良材 ケイ酸資材 100kg ・ ゼオライト 100kg
元肥 マグホス 40kg ・ タキポリン 50~60kg
調節肥(※) マグホス 40kg
穂肥(※) 明星1号 20kg
実肥 マグミタス 15kg

※調節肥と穂肥は状況をみながら施肥

販売課 北東北担当  大塚 覚

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